Nikon 80-400mm-f-45-56D-ED-AF-VR-Zoom-Nikkor User Manual

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ズーミングと被写界深度(図

1、2参照)

(70ページ)

AF撮影を行う場合は、ズーミングリングを回転させ構図を決めてから、ピン
ト合わせを行ってください。MFモードではどの焦点距離でもピント合わせは
行えますが、望遠側にするほど像が大きく、被写界深度も浅くなるので合わ
せやすくなります。プレビュー(絞り込み)機構を持つカメラでは、撮影前に被
写界深度を確認することができます。また、図1、2を用いるとおおよその
被写界深度を知ることができます。

使用例: 焦点距離105mm、被写体距離4mの場合

1の105mmの横線に2の上端を合わせ、2の4mのところを1の
中央指標に合わせます。仮にレンズの絞りがF22とすると、1の左
右の22の線が2の目盛りと交わる点の距離が、このときの被写界
深度となります。

最小絞りロックレバー(図D)

絞りリングを最小絞りに固定しておくことができます。まずレンズの絞りリン
グを回し、最小絞り

(最も大きい数値)を絞り指標に合わせます。次に、最小絞

りロックレバーを絞りリングの方向にスライドして2つのオレンジ指標を合わ
せます。これで絞りリングは最小絞りでロックされます。ロックレバーを反対
方向にスライドするとロックは解除されます。

開放F値の変化と2つの絞り指標(図

3参照)

(71ページ)

このレンズはズーミングにより、開放F値が最大約2/3段変化します。
TTL露出計内蔵カメラの場合、カメラが自動補正しますので補正の必要がな
く、常に適正な露出が得られます。また、ニコン製スピードライトのTTLモー
ドによるフラッシュ撮影の場合も、適正な露出が得られます。ただし、絞り値
の変化に伴い調光距離も変わりますので、調光距離範囲に被写体が入るよう
に、絞り値や撮影距離を調節して撮影してください。
外部露出計で測光したり、TTLモード以外のフラッシュ撮影を行う場合は、次
のように絞り値を設定してください。焦点距離80mmのときは線の絞り指標
に、400mmのときは点の絞り指標に合わせます。その他の焦点距離のとき
は、選んだ焦点距離に応じて2つの絞り指標の間に合わせます。線の絞り指標
には、クリックストップが付いています。なお、TTLモード以外のフラッシュ撮
影では、2つの絞り指標の中間に絞り目盛を合わせることで、どの焦点距離で
も、ほぼ適正な露出が得られます。厳密な露出を得るには、図3の開放F値変
化表を参照して調節してください。

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