Enerpac ATM-4 User Manual
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述のとおりです。ATM-4は、継手周囲の最も都合の良い
場所に取り付けてかまいません。位置ずれは、すべて
のボルト穴で同程度に生じるためです。
推奨される操作手順は、以下のとおりです。
1. 継手周辺の最も取り付けやすい場所、都合の良い場
所を選び、ツールを取り付けます(セクション6.0の
手順1~4)。
A
X
Y
図12
2. この場合、両方のフランジの位置は合っていますが、
回転方向のずれがあるため、ATM-4を使用し、1組の
ボルト穴が平行になるまでフランジに力を加えて調
整します(図12のA点)。
A
X
Y
図13
3. A 点( 図 1 3 参 照 )で ボ ルトを ボ ルト穴 に 挿 入
し、ATM-4を外します。これで荷重が挿入したボルト
に移ります。
4. 次にATM-4を継手周囲の別の点に取り付け(図14参
照)、挿入したボルトの方向へ押します。すべてのボ
ルト穴が平行になるまでねじボルトの作業を続けま
す。
残りのボルトを挿入したら、ATM-4を外します。
A
X
Y
図14
場合によっては継手の周囲でずれが移動していくため、
オペレーターはATM-4を複数の場所に順々に取り付
け、ずれを修正する必要があります。その都度、セクショ
ン6.0の手順1~5を実行してください。
8.0 垂直方向の操作
垂直方向におけるATM-4の取り付けと操作も、セクショ
ン6.0の手順1~5と同様です(図15参照)。
図15
垂直線上でATM-4を使用
9.0 ATM-4の分解
• 位置合わせ、継手の作業、ボルト締めがすべて完了
したら(ATM-4を取り付けているボルト穴以外)、セ
クション6.0の手順1~5の逆の手順でツールを分
解します。
• 位置合わせした継手から外す際、構成部品を落と
さないように注意してください。オペレーターの脚
や通行人を傷つけないためです。