スピーカー保護, アンプのメンテナンスとユーザの責任 – Crest Audio CC 1800 User Manual

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安全

スピーカー保護

スピーカーはすべて、電気的、熱的、物理的な制限があり、破損や障害を防ぐにはこの
制限を守る必要があります。過大な電力、高周波ドライバに加わる低周波、クリッピング
の激しい波形、および

DC 電圧はすべて、コーンや圧縮ドライバに致命的な影響を与え

ることがあります。

Crest Audio CC シリーズアンプは、DC 電圧や可聴周波数以下の信

号に対してスピーカーを自動的に保護します。詳しくは、保護機能のセクションをご覧くだ
さい。中間高周波ないし高周波のスピーカー、特に圧縮ドライバは、過大な電圧、クリッ
ピング波形、または定格通過帯域未満の周波数による破損の影響を受けやすくなってい
ます。低域および中域の電子クロスオーバーが正しいアンプ、ドライバに接続され、高周波
帯域のものに誤って接続されることのないように十分注意してください。アンプのクリッピング
ポイントは、その最大ピーク出力電圧であり、高出力の

Crest Audio CC シリーズアンプ

には、多くのスピーカーが安全に処理できる以上の電圧を生じるものがあります。アンプの
ピーク時出力性能がスピーカーシステムにとって過大にならないようにしてください。
スピーカが過大な電圧を受けず、アンプがクリップしないようにするには、適切に調整され
た外部リミッタ

(または 10:1 以上の比のコンプレッサ) を使い、出力電圧をコントロールし

ます。電子クロスオーバーがアクティブなシステムでは、周波数帯域ごとに

1つ使用します。

クリップリミッタは、スピーカーに印加される連続方形波の持続時間を制限します。ただし
アンプは、通常の音楽的な遷移バーストが通る状態です。スピーカーシステムには、電圧
制限回路を持ち、外部に別の制限機構を必要としないプロセッサを搭載したものがありま
す。
スピーカードライバに対して電圧を制限するためにヒューズを使用できますが、ただしそれは

(電圧制限デバイスとしてではなく) 電流制限デバイスとしてですが、解決方法としては不
完全です。ヒューズは、最も弱いリンクとしては、交換が必要になる前に制限できるのは

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回だけです。品質の劣るヒューズの中には、スピーカーの動きに対するアンプのダンピングを
劣化させ、システムの音質まで低下させる大きな直列抵抗を持つものがあります。ヒューズ
を使用することになった場合は、スピーカーメーカーに問い合わせるなどして、適正な電流
定格と必要なタイムラグを確認してください。
低周波のスピーカー外装は、それ自体の調整周波数よりも低い周波数でドライブしない
でください。音響減衰が小さくなる結果、電圧が強くなくても、ポーテッドスピーカーが底を
打つ可能性はあります。スピーカーシステム仕様を参照して周波数限度を求めてくださ
い。

アンプのメンテナンスとユーザの責任

CC シリーズアンプは、定期的なメンテナンスを必要とせず、耐用期間中の内部調整も必
要ありません。

CC シリーズアンプは、非常にパワフルですから、スピーカーだけでなく、人間

に対しても潜在的な危険性はあります。本マニュアルの「重要な注意事項」を読むこと、お
よびアンプの取り付け、配線、操作を正しく行うことはユーザの責任です。過剰電圧、特に
ブリッジアンプの高出力で多くのスピーカーが簡単に破損もしくは破壊されます。スピーカー
保護のセクションを読み、スピーカーの連続出力性能、ピーク出力性能を常に意識してく
ださい。

CC

TM

オーナーズマニュアル

p. 89

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