Bondioli&Pavesi 399USBR12_A User Manual

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伝動装置は使用前に機能状態が良好であることを確認した上で、コンポーネント各部の

潤滑作業を行ってください。伝動装置は、使用の後シーズンの終わり倉庫保管前にきれ

いにして潤滑作業を行ってください。

コンポーネント各部の潤滑は、図示されたように一定時間間隔で行ってください。伝動装置コン

ポーネントの潤滑時間間隔は、50時間毎です。グリースはジョイントクロスにポンプ注入し、ベ

アリングキャップから抜けるまで入れ続けてください。ポンプ注入の際は徐々に行うようにして、

注入器で勢いよく入れ無理な圧力がかかるようなことは避けるようにします。

推奨グリースは NLGI グレード 2です。

使用の後シーズンの終わり倉庫保管前には、一定速度ジョイント保護の内部にグリースが蓄積

していることがありますので、取り除いてください。

パーツが磨耗または破損をきたしていたりする場合は、BP C.H.M. 製の純正パーツと交

換してください。 伝動装置のコンポーネントパーツの一切は、改変・改造しないでくださ

い。使用とメンテナンスの説明書に掲載されていない作業については、BP C.H.M. 社の販売業者

までお問い合わせください。

トルクリミッター及びフリーホイール

RA - フリーホイール

このデバイスは、PTO が減速中または停止する間、慣性による負荷が機械からトラクタ

ーに伝わるのを防ぎます。

コンポーネントの全てが完全に停止するまで、機械には近づかないでください。 作業時間

50 時間毎に加え、運転休止期間後は常に潤滑を行ってください。

SA ラチェットトルクリミッター

このデバイスは、トルクが動力規定値を超えた場合に動力伝動を遮ります。

ラチェットの音が聞こえた時は直ちに PTO を外してください。

作業時間 50 時間毎に加え、運転休止期間後は常に潤滑を行ってください。

LB - シェアボルトトルクリミッター

このデバイスは、トルクが動力規定値を超えた場合にボルトに分配させて動力伝動を遮

ります。

伝動を回復させる場合は、シェアボルトを元々装備されていたものと同じ径・長さそして等級の

ものと交換してください。

グリースニップルの装備された LB リミッターの潤滑は、シーズン中最低一度は行い、運転休止

期間後は常に潤滑を行ってください。

摩擦トルクリミッター

本デバイスは取り付け後またはある一定期間保管の後、摩擦プレートの機能状態について以下

のような点検を行ってください:

• スプリングを解放する • 取り付けられている PTO を止めてクラッチを回転させる • スプリング

圧を元来の値にまで回復させる。 使用の後シーズンの終わりには、スプリングを取り外しクラッ

チを乾燥した場所に保管します。 再び使用する前に摩擦プレートの機能状態を確認し、スプリ

ング圧を元来の値にまで回復させます。 スリップが頻発したり長時間にわたって起こることに起

因してデバイスが過熱する場合は、機械の販売業者または BP C.H.M. 社の販売業者までお問い

合わせください。

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