ステップ 4:ekm パス診断の実行, キーストア データのバックアップ, Ekm パス診断の使用 – Dell PowerVault ML6000 User Manual

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進行状況ウィンドウに Failure(失敗) というメッセージが表示された場合は、EKM システムが

正常に設定されなかったことになります。 操作中に発生した問題は、進行状況ウィンドウに表

示される指示に従って解決してください。

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ライブラリの設定を保存します(保存手順は『Dell PowerVault ML6000 ユーザーズガイド』を参照)。

ステップ 4:EKM パス診断の実行

テープ ドライブとキー サーバーが接続され、正しく動作していることを確認するために、EKM パス診

断を実行します。45 ページの「 EKM パス診断の使用 をご参照ください。

キーストア データのバックアップ

キーストア内のキーは大変重要であるため、必ず暗号化されていないデバイスにキー ストア データを

バックアップしておいてください。こうすることにより、必要に応じて、そのテープ ドライブまたはラ

イブラリに関連付けられている暗号鍵を使用して暗号化されたテープを読み取ることができます。

EKM パス診断の使用

EKM

パス診断は、キー サーバーが稼動し、接続され、必要に応じてキーを提供できることを検証する

一連の小テストで構成されます。
キー サーバー設定またはライブラリ暗号化設定の変更時、そしてテープ ドライブの交換時には、手動
EKM

パス診断を実行します。キー マネージャ サーバーと通信する各ドライブに対して、テストを実行

することが推奨されます。
診断は以下のテストから構成されています。
注:

いずれのテストを実行する場合も、テストに使用されるテープ ドライブが空で、使用可能な状態にあり、

オンラインである必要があります。

Ping —

ライブラリとキー サーバー間のイーサネット通信リンクを検証します。選択したテープ ド

ライブが存在するパーティションが EKM サーバーの上書きを使用する場合、上書き IP アドレスが

テストされます(Setup(設定) > Encryption(暗号化) > Partition Configuration(パーティション

の設定) を参照)。 パーティションが上書きを使用しない場合は、デフォルト システムの IP アドレ

スがテストされます(Setup(設定) > Encryption(暗号化) > System Configuration(システム設

定) を参照)。

Drive

(ドライブ) — ライブラリ内のテープ ドライブのパスを検証します(ライブラリからテープ

ドライブスレッド、およびテープ ドライブスレッドからテープ ドライブへの通信)。 このテストを

実行するには、テープ ドライブが空で、使用可能な状態にあり、オンラインである必要がありま

す。 テストに失敗すると、パスおよび設定テストは実行されません。

Path

(パス) — キー サーバー上で EKM サービスが実行されていることを検証します。ドライブ テ

ストが失敗した場合、このテストを実行できません。

Config

(設定)— キー サーバーが暗号鍵を提供できることを検証します。ドライブ テストが失敗

した場合、このテストを実行できません。

合格しないテストがあった場合は、以下の解決策を試してみた上で、テストを再試行します。

Ping Test Failure

(Ping テストの失敗) — キー サーバー ホストが稼動し、ライブラリが接続さ

れるネットワークからアクセス可能かどうかを検証します。

Drive Test Failure

(ドライブのテストの失敗) — テープ ドライブ RAS チケットを検索し、チ

ケット内の解決手順に従います。

Path Test Failure

(パスのテストの失敗) — キー サーバーが実際に稼動し、ポート /SSL 設定が

ライブラリ設定と一致することを検証します。

Config Test Failure

(設定テストの失敗) — EKM サーバーがテスト中のテープ ドライブを受け

取ることができるように設定されているかを検証します。

診断は、次の 2 つの方法で実行できます。

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