手動 ekm パス診断 – Dell PowerVault ML6000 User Manual

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手動 EKM パス診断

自動 EKM パス診断

手動診断は、次のように自動診断とは異なります。

手動診断は、対象パーティションをオフラインにします。自動診断は、対象パーティションをオフ

ラインにしません。テスト中は、テープ ドライブの動作に遅延が発生する場合があります。

手動 EKM パス診断では、テストに使用するテープ ドライブを 1 つ選択する必要があります。テス

トは選択されたドライブのみを検証するため、各テープ ドライブのパスをテストする場合、テス

トを何度も(ドライブごとに 1 回)実行する必要があります。すべてのサーバーをテストするに

は、ライブラリ管理下の暗号化が有効なパーティションごとに、診断を実行する必要があります

(各サーバー ペアは、固有のパーティションとテープ ドライブに接続されます)。テープ ドライブ

を利用できない場合(空で、使用可能な状態にあり、オンラインである必要があります)、ドライ

ブ、パス、および設定の各種テストは実行されません。

自動 EKM パス診断は、接続されているすべての EKM サーバーを順にテストし、各テストに使用

するテープ ドライブを選択します。選択されたテープ ドライブを利用できない場合(空で、使用

可能な状態にあり、オンラインである必要があります)、ライブラリは利用できるテープ ドライブ

が見つかるまで、キー サーバーに接続されている別のテープ ドライブを試します。特定のキー

サーバーに接続されているテープ ドライブが利用できない場合、このサーバーはスキップされ、

テストは実行されません。サーバーが「X」回(ここで、「X」はウェブ クライアントで設定可能)

連続してテスト間隔がスキップされると、ライブラリは RAS チケットを生成します。テープ ドラ

イブが長い間、取り付けられたままになっている場合、同ドライブが全くテストされない可能性が

あります。特定のテープ ドライブをテストする場合、手動 EKM パス診断を使用します。テープ

ドライブを交換する場合は特に、手動 EKM パス診断を実行してください。

手動 EKM パス診断

1

次のいずれかの方法で EKM パス診断画面にアクセスします。

ライブラリ診断にアクセス(Tools(ツール)> Diagnostics(診断))し、EKM > EKM Path
Diagnostics

(EKM パス診断)を選択します。診断にアクセスすると、同等以下の特権を持つ

他のユーザーがすべてログオフされ、パーティションはオフラインになります。診断を終了す

ると、パーティションは自動的にオンラインに戻ります。

Setup

(設定)> Encryption(暗号化)> System Configuration(システム設定)または Setup

(設定)> Encryption(暗号化)> Partition Configuration(パーティション設定)を選択し、

[Click here to run EKM Path Diagnostics]

(EKM パス診断を実行するにはここをクリック)のリ

ンクをクリックします。この操作を行うと、選択したテープドライブが存在するパーティショ

ンはオフラインになります。 テストが完了すると、パーティションは自動的にオンラインに戻

ります。

ライブラリ管理下の暗号化で使用するすべてのテープ ドライブの一覧が、テープ ドライブの状態

および各テープ ドライブが存在するパーティションと共に表示されます。

2

診断を行うテープ ドライブを選択し、Apply( 適用) をクリックします。 このテストを実行するに

は、テープ ドライブが空で、使用可能な状態にあり、オンラインである必要があります。
選択したパーティションがオンラインになることを通知するダイアログボックスが表示されます。

3

OK

をクリックして診断を開始します。

進行状況ウィンドウが開きます。 進行状況ウィンドウには、操作、経過時間、および要求された動

作の状況に関する情報が表示されます。
ライブラリによって診断が行われ、進行状況ウィンドウには各テストの合否結果が表示されます。

注:

診断テストは完了までに数分がかかることがあります。4

次のいずれかを行ってください。

Completed

(完了) が進行状況ウィンドウに表示された場合は、診断が実行されたことになり

ます(診断が実行されたことを示すだけであり、必ずしも診断にパスしたことを意味するわけ

ではありません)。 進行状況ウィンドウを閉じるには、Close(閉じる) をクリックします。

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