Laerdal Nursing Anne (SimPad Capable) User Manual

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Laerdal

2

Nursing Anne

ナーシング アンは人体に近い全身タイプのマネキンです。非観血
的血圧測定や、心音・呼吸音・腹部音、更に胎児心音の聴診等を
通じ正常と異常の判別等、基礎から応用までの患者ケアをトレーニ
ングできるデザインとなっています。

正しい手入れとメンテナンスにより、頻繁な使用に耐える品質を
保ちます。

推奨項目
静脈穿刺針

サイズ

22G

以下

気管切開チューブ

サイズ

6mm

経鼻胃チューブ

サイズ

16Fr

気管チューブ

– 7 .5mm

以下

咽頭鏡ブレード

サイズ

#2

または

#3

の直線型からカーブ型

導尿カテーテル

サイズ

16Fr

浣腸シミュレーション

– 7mm

義歯
取外し方

しっかり掴んで持ち上げます。

義歯ケアトレーニングの際の義歯装着および取外しは、

下顎から先に行ってください。

再装着方法

a .

片側から始め、顎の溝に沿ってはめます。
(ベビーパウダーを塗布するとすべりが良くなります。)

b .

しっかり押し込んで確実に装着してください。

頸動脈拍動
頸動脈拍動は、マネキンの右側部に繋がっている赤いゴム球を使
って手動で再現できます。頸動脈部を触診しながら、ゴム球をし
っかりと握ります。

気管切開プラグ
気管切開プラグをしっかりと
握って持ち上げると外れます。
装着する際は穴に押し込んでく
ださい(写真

1

)。

気管切開後のケア

1 .

低刺激性の液体洗剤と水を半々にコップに入れて混ぜます。

2 .

肺を外します。

3 .

液を肺バルーンに注ぎます。

4 .

吸引カテーテルに液が入るまで注ぎます。

5 .

肺を元に戻します。

液は、通常気管切開後の患者に吸引する粘液と同じくらいの濃度
にします。

サイズ

6mm

の気管切開チューブの使用をお薦めします。

気管切開チューブのサイズは数種類使用できますが、

最適サイズは

6mm

です。

使用後は必ず液抜きし、肺を自然乾燥させてください。

経鼻胃チューブの固定
ナーシング アンは食道と胃のリザーバーを内蔵しているため、
経鼻胃チューブの挿入と胃洗浄や胃管栄養法などの手技に使用
できます。

潤滑を良くするため、経鼻胃チューブや経口チューブの挿入前

にシリコンスプレーか液体洗剤をかけてください。

気管挿管
挿管器具は以下をお薦めします。

a .

気管チューブ サイズ

7 .5mm ID

以下

b .

潤滑スプレーまたは液状石鹸

c . 10ml

シリンジ

d .

咽頭鏡ブレード サイズ

#2

または

#3

の直線型からカーブ型

e .

咽頭鏡ハンドル

f .

経鼻胃チューブ サイズ

16Fr

チューブは気管切開プラグを外してから挿管・挿入してくだ
さい。

チューブやエアウェイは、潤滑のため、気管挿管前に予め

潤滑スプレーか液状石鹸をかけておいてください。


肺は接続部のネジを外せば気管支チューブと分離できます。
元に戻す時は再度ネジ止めしてください。

胃リザーバータンク
胃リザーバーはコネクタで食道につながっています。リザーバー
に水を入れる際は、

100cc

のシリンジを使用してください。

ベビーパウダーをまぶすと腹部プレートが外

しやすくなります。

マルチサウンド型腹部プレート
取外し方

1 .

プレート中央を押します。

2 .

プレートの端から指を入れて持ち上げます。

3 .

腹部音スピーカーのコネクタを外してから、プレートを
外します。

装着の仕方

1 .

プレートを胴体にかぶせます。

2 .

腹部音スピーカーをつなぎます。

3 .

臀部にフィットさせながらプレートをはめ込みます。

腹部プレート(ストーマ付き)
取外し方

1 .

プレート中央を押します。

2 .

プレートの端に指を入れて
持ち上げます(写真

2

)。

装着の仕方

1 .

バルブと外性器を取り付
けます。

2 .

骨盤の溝に合わせてプレートをはめ込みます。

ストーマ付き腹部プレートには尿リザーバーとストーマが付いて
います。

写真1

写真2

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