各部の名称, 点検のポイント, ヘルメットの装着及び調節方法 – Petzl ELIA User Manual

Page 18: 使用上の注意, 一般注意事項

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A48 ELIA A485000E (221111)

A48 ELIA A485000E (221111)

(JP)日本語

クライミング、マウンテニアリング用ヘルメット

用途

クライミング、マウンテニアリング、ケイビング、キャニオニ

ング、ヴィアフェラータ等のスポーツ用ヘルメットです。

この製品は、本来の用途以外の目的で使用しないでくだ

さい。

ヘルメットを着用することで頭部を負傷する危険を大きく

減らすことができますが、全ての衝撃から保護することは

できません。

大きな衝撃がかかった時、ヘルメットは変形することにより

可能な限り衝撃を吸収します(破壊点に至るまで変形する

こともあります)。

警告

この製品を使用する高所での活動には危険が伴います。

ユーザー各自が自身の行為、判断についてその責任を負うこ

ととします。

使用する前に必ず:

- 取扱説明書をよく読み、理解してください

- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてく

ださい

- この製品の機能とその限界について理解してください

- 高所での活動に伴う危険について理解してください

これらの注意事項を無視または軽視すると、重度の傷害や死に

つながる場合があります。

責任

警告:使用前に必ず、

「用途」の欄に記載された使用用途の

トレーニングを受けてください。

この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、あ

るいはそれらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられ

る人のみ使用してください。

ユーザーは各自の責任で適切な安全確保の技術を習得す

る必要があります。

誤った方法での使用中及び使用後に生ずるいかなる損害、

傷害、死亡に関してもユーザー各自がそのリスクと責任を

負うこととします。 各自で責任がとれない場合や、その立場

にない場合はこの製品を使用しないでください。

各部の名称

(1) シェル (2) ヘッドバンド (3) ヘッドバンド調節用サイド

ボタン (4) ロングヘアに対応した「オメガ」システム (5) 「

オメガ」システム高さ調節バックル (6) ディバイダーバック

ル (7) ストラップ調節バックル (8) ヘッドランプ取り付け用

クリップ

主な素材:ABS樹脂(シェル)、高密度発泡ポリスチレンフォ

ーム(ライナー)、ポリエステル(ストラップ)

点検のポイント

毎回、使用の前にシェルの内側及び外側、ライナーにひび

割れや変形等がないことを確認してください。ストラップと

その縫製部分及びヘッドバンドとシェルの接続部分に損傷

がないこと確認してください。また、ヘッドバンドの各調節

機能、ストラップ及びバックルが正しく機能することを確認

してください。

注意:大きな衝撃を受けた後は、目視では確認できない内

部に生じた損傷により、ヘルメットの保護機能が低下する

場合があります。大きな衝撃を受けた後は、製品を廃棄し

てください。

各PPE(個人保護用具)の点検方法の詳細についてはペ

ツルのウェブサイト(www.petzl.com/ppe)をご参照くだ

さい。

もしこの器具の状態に関する疑問があれば、(株)アルテリア

(TEL:04-2968-3733)にご相談ください。

ヘルメットの装着及び調節方法

1.準備

まずヘッドバンドのサイズを最大にします。

2.調節

2a.「オメガ」システムの高さを、上下にスライドさせて調節

します。

「オメガ」システムとシェルの間でストラップがたるんでい

ないことを確認して下さい。

髪をポニーテールにする場合は、低い位置で結んで下さ

い。

2b.ヘッドバンドを調節するには、ヘルメットの前を手で押

さえながら親指をサイドボタンにあて、サイドボタンを前に

スライドさせます。

2c.ディバイダーバックルが耳の下にくるように調節します。

ストラップを前後に調節するには、ディバイダーバックルに

通っているストラップをスライドさせます。

2d.ストラップのバックルを閉めます。正しく接続された場

合、

「カチッ」という音がします。次に、ストラップを不快に感

じない程度にしっかりと締めてください。ストラップを適切

に調節することにより、ヘルメットが不意に外れる危険性を

減少させることができます。最後に、ストラップを手で引っ

張り、バックルが正しく接続され、ストラップが適切に締め

られていることを確認してください。

ストラップを外すには、図のようにストラップ調節バックル

(7)を両側から押してください。

2e.装着後の確認

ヘルメットがフィットし、頭の中央にきていることを確認し

てください。調節が適切(前後左右へのずれが最小限)で

あるほど、ヘルメットはその保護機能を発揮することがで

きます。

使用上の注意

- 取り扱いに注意して下さい。ヘルメットが損傷を受ける場

合があります。ヘルメットの上に座る、ザックの中に無理に

詰め込む、落とす、尖ったものと接触させる等しないように

してください。高温にさらされることがないようにしてくだ

さい。

(直射日光があたる状態で車内に放置する等)- ステ

ッカー、マーカー、ペイント等は、内部に含まれる物質によ

りヘルメットにダメージを与え、保護機能を低下させる場

合があります。ステッカーを貼る、またはマーカー、ペイント

等をする前に、それらがABS樹脂に損傷を与えないことを

確認してください。- 化学薬品、特に溶剤はヘルメットに悪

影響を及ぼしヘルメットの保護機能を低下させます。ヘル

メットが化学薬品に触れないようにしてください。

一般注意事項

耐用年数 / 廃棄基準

ペツルのプラスチック製品及び繊維製品の耐用年数は、

製造日から数えて最長10年です。金属製品には特に設け

ていません。

注意:極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が

生じ、その後使用不可能になる場合があります(劣悪な使

用環境、鋭利な角との接触、極端な高/低温下での使用や

保管、化学薬品との接触等)

以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでくだ

さい:

- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以

上経過した

- 非常に大きな衝撃が加わった

- 点検において使用不可と判断された。製品の状態に疑

問がある

- 完全な使用履歴が分からない

- 該当する規格や法律の変更、新しい技術の発達、また新

しい製品との併用に適さない等の理由で、使用には適さな

いと判断された

使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃

棄してください。

製品の点検

毎回の使用前の点検に加え、定期的に十分な知識を持つ

人物による綿密な点検を行う必要があります。綿密な点検

を行う頻度は、使用の頻度と程度、目的により異なります。

また、法令による規定がある場合はそれに従わなければな

りません。ペツルは、少なくとも12ヶ月ごとに綿密な点検を

行うことをお勧めします。

トレーサビリティ(追跡可能性)を維持するため、製品に付

いているタグを切り取ったり、マーキングを消したりしない

でください。

点検記録に含める内容:用具の種類、モデル、製造者また

は販売元の名前と連絡先、製造番号、認識番号、製造日、購

入日、初めて使用した日付、次回点検予定日、注意点、コメ

ント、点検者及びユーザーの名前と署名。

詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/ppeをご参照

ください。

持ち運びと保管

紫外線、化学薬品、高/低温等を避け、湿気の少ない場所で

保管してください。必要に応じて洗浄し、直射日光を避けて

乾燥させてください。

改造と修理

ペツルの施設外での製品の改造および修理を禁じます(パ

ーツ交換は除く)。

3年保証

原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用さ

れます。以下の場合は保証の対象外とします:通常の磨耗

や傷、酸化、改造や改変、不適切な保管方法、メンテナンス

の不足、事故または過失による損傷、不適切または誤った

使用方法による故障

責任

ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリ

アは、製品の使用から生じた直接的、間接的、偶発的結果

またはその他のいかなる損害に対し、一切の責任を負い

かねます。

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