連続撮影時のご注意, マニュアル発光撮影 – SIGMA ELECTRONIC FLASH EF-610 DG SUPER EO-ETTL II (キヤノン用) User Manual
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絞りを任意にセットしたいとき
カメラを
Av モードにセットすると絞りを任意に選択できます。絞りを任意にセットすると、バックが
最適となるシャッター速度を選びます。選ばれるシャッター速度は、カメラの同調速度~
30 秒の間で
す。明るい場面や暗い場面でシャッター速度が連動できる範囲を超えてしまうと、シャッター速度の
表示が点滅して警告します。そのまま撮影すると、背景が露出オーバーまたはアンダーとなりますが、
被写体は適正となります。絞りを調整してシャッター速度の表示が点灯するように調整すると、明る
い場面ではデーライトシンクロに、暗い場面ではスローシンクロとなり、被写体とバックが共に適正
露出になる絞りが選ばれ自動調光されます。暗い場所ではシャッター速度が遅くなりますので注意し
てください。
M モードのとき
シャッター速度と絞りを自分で選べます。選べるシャッター速度は、カメラの同調速度~
30 秒の間で
す。カメラの露出計の表示に合わせて適正露出をセットすれば、簡単にデーライトシンクロやスロー
シンクロが行えます。求めた適性露出をもとに、意図的に露出を変化させたいときに便利です。
連続撮影時のご注意
連続発光による加熱での劣化を防止するため、以下の表に示す回数以下で止めて
10 分以上休ませてく
ださい。
モード
最大連続発光回数
TTL, M(1/1, 1/2)
20 回
M(1/4, 1/8)
25 回
M(1/16~1/32) 40 回
MULTI
10 サイクル
マニュアル発光撮影
被写体条件によっては、
ETTL(TTL)での露出では意図した画面と異なってしまうことがあります。
この様なときに、自分の意図を反映させることのできる方法として、マニュアル発光があります。マ
ニュアルの発光量はボタンを押すたびに切り換わり、
1/1~1/128 の範囲で設定できます。
◆
EOS700、750、850 では使用できません。
① カメラの撮影モードを
M にセットします。
②
MODE ボタンで M を選択します。
③
SEL ボタンを押して発光量表示を点滅させます。
④
+
或いは
-
ボタンを押して発光量を設定します。
⑤
SEL ボタンを押して表示を点灯させます。
⑥ ピントを合わせ、レンズの距離目盛の示す撮影距離とフラッシュの液晶パネル上に表示されている
適正撮影距離がおおむね一致するように、フラッシュの発光量もしくは絞り値を変えます。
⑦ 充電完了を確認して撮影します。
◆
マニュアル発光での適正露出は、次の計算式で割り出せます。
フラッシュの発光量(ガイドナンバー)/撮影距離(m)=絞り値(F)
(このフラッシュは、上記の計算より適正露出となる撮影距離を算出して表示します。ガイドナンバ
ーは巻末の[表
1]を参照してください。)