後幕シンクロ撮影, ハイスピードシンクロ撮影( fp 発光, Fe ロック撮影 – SIGMA ELECTRONIC FLASH EF-610 DG SUPER EO-ETTL II (キヤノン用) User Manual
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後幕シンクロ撮影
スローシンクロで、動いている被写体を撮影すると、通常は被写体の軌跡が動く被写体の前方に写し
込まれます。これは、シャッター幕が全開したときにフラッシュが発光するため、フラッシュ発光後
~シャッター幕が閉じるまでの軌跡が写し込まれるためです(先幕シンクロ)
。後幕シンクロモードを
使用すると、シャッター幕が全開した後、閉じるときにフラッシュが発光するため、シャッター幕全
開~フラッシュ発光までの軌跡が、動く被写体の後方に写し込まれ、自然な動きが表現できます。
◆
EOS700、750、850 では、使用できません。
① カメラの撮影モードをセットします。
② +或いは
-
ボタンを押して液晶パネルに
を表示させます。
③ ピントを合わせ、充電完了を確認して撮影します。
◆
が消灯している時は、先幕シンクロに設定されています。
◆
カメラが全自動モードにセットされていると、設定できません。
◆
解除するには、
の表示を消します。
ハイスピードシンクロ撮影(
FP 発光)
(A タイプカメラのみ)
通常のフラッシュ撮影は、シャッター幕が全開になったときにフラッシュを光らせます。このため、
同調速度より高速のシャッターは使用できませんでした。ハイスピードシンクロはフラッシュを連続
発光させて、シャッターの走行開始から終了まで発光を維持することにより、同調速度より高速のシ
ャッターの使用を可能にしました。
① カメラの撮影モードをセットします。(
Tv、M のモードで使用できます。)
② カメラのシャッター速度を同調速度より速い速度に設定します。
③ フラッシュの電源を
ON にします。
④ フラッシュのモードを
MODE ボタンで選択します。(ETTL、M
のモードで使用できます。)
⑤
+
或いは
-
ボタンを数回押して液晶パネルに
を表示させ
ます。
⑥ 被写体にピントを合わせます。
⑦ 被写体が撮影可能範囲にあるか、液晶パネルの距離表示で確認します。
⑧ カメラのファインダー内で
の点灯を確認してから撮影します。
◆
ハイスピードシンクロ撮影では、フラッシュのガイドナンバーがシャッター速度によって変化し、
光の到達距離が短くなりますのでご注意ください。ガイドナンバーは巻末の[表
2]を参照してくだ
さい。
◆
ハイスピードシンクロは、同調速度以下では設定できません。同調速度以下になるとハイスピード
シンクロは解除され、自動的に
ETTL に切り換わります。再度ハイスピードシンクロ撮影を行いた
い場合は、初めから設定をやり直してください。
◆
ハイスピードシンクロ撮影時でも露出補正は可能です。
◆
解除するには、
の表示を消します。
FE ロック撮影
(A タイプカメラのみ)
FE ロック撮影は、ファインダーの任意の部分に適正露光させるフラッシュ撮影です。
① カメラの撮影モードをセットします。
(
P、Tv、Av、M、DEP モードで使用できます。)
② フラッシュを
ETTL、もしくはハイスピードシンクロの発光モードにセットします。
③ 被写体にピントを合わせます。
④ 被写体を中央の
AF フレームに合わせてカメラの FEL ボタンを押します。