安全に対する責任, プラズマアークは凍結したパイプを破損する可能性があります, プリント回路基板が静電気で損傷されることがあります – Hypertherm 80669C Rev.2 User Manual
Page 160: 接地安全, 感電の危険, 安全 安全に対する責任
SC-160
安全とコンプライアンス
日本語 / Japanese
安全
安全に対する責任
作業場所の安全に責任を持つ個人または組織は以下を行います。
• オペレーターと監督者が、装置の安全な使用、プロセスの安全な
使用、緊急対処に関するトレーニングを受けていることを確かに
します。
• ここに記載されている危険と安全に関する注意事項のすべてが作
業者に伝達され理解されていることを、作業開始前に確かにしま
す。
• 承認される切断場所を指定し、安全な切断のための手順を確立し
ます。
• 切断を行う場所として指定されていない、あるいは承認されてい
ない場所での切断作業を承認する責任を負います。
• トーチや個人用保護具などは承認されている器具だけが使用され
ていることを確かにします。
• トレーニングを受けた資格ある作業者を提供し、切断作業に関す
る危険を認識している下請け業者を選択します。
• 作業現場に固有の可燃性物質や危険な状況を下請け業者に伝える
とともに、下請け業者が認識していない危険な状況があれば、そ
れも伝達します。
• 換気用空気の質と量がともに、作業者に曝露の危険がある汚染量
が許容限界量以下になるのに十分なものであることを確かにしま
す。
• 閉鎖されている狭い場所での換気が十分で生命維持に必要な酸素
を供給できるものであること、窒息の原因になるものや、可燃性
や起爆性のある混合物が累積しないこと、酸素が充満した状態に
ならないこと、呼吸する空気内の汚染物が許容限界値以下である
ことを確かにします。
プラズマアークは凍結したパイプを破損する可能性があります。
凍結パイプをプラズマトーチで解凍、切断すると損傷したり破裂する可能性があります。
プリント回路基板が静電気で損傷されることがあります。
プリント回路基板の取り扱いにおいては適切な予防措置を講じてください。:
• プリント基板は静電気防止容器に保存してください。
• プリント基板を取り扱う際は接地リストストラップを着用してください。
接地安全
ワークリード 金属と金属が良好な状態で接触するように、ワー
クリードをワークピースまたは切断機テーブルにしっかり取り
付けます。切断完了時に落下するようなワーク片には接続しな
いようにしてください。
切断機テーブル 該当する国、地域の電気規則に従って、切断
機テーブルにアース(接地)を取り付けてください。
入力電源
• 電源コードの接地線を遮断ボックスの底面に確実に取り付けてく
ださい。
• プラズマシステムを設置する際に電源コードを電源装置に接続す
る必要がある場合、電源コードの接地線を適切に取り付けてくだ
さい。
• 電源コードの接地線を先にスタッドに配置してから、その他の接
地線を電源コードの接地線の上に配置してください。リテイニン
グナットを締めます。
• 電気接続個所はすべて、過熱を避けるためにしっかり締めつけて
ください。
感電の危険
• この装置を開けることができるのは、訓練を受け認定された作業
者だけです。
• 装置が恒久的に接続されている場合は、筺体を開ける前に、ス
イッチを切り電源のロックアウト / タグアウトを行ってくださ
い。
• 装置への電力供給にコードが使用されている場合は、筺体を開け
る前にそのユニットの電源プラグを外してください。
• 他社から提供されているロック付き遮断装置またはロック付きプ
ラグカバーを入手する必要があります。
• 蓄積されたエネルギーを放電させるため、電力の停止後 5 分経っ
てから筺体に入ってください。
• 点検のため筺体を開けたときに装置が電力を帯びている場合、
アークフラッシュ爆発が発生するおそれがあります。通電されて
いる装置を点検する際の安全な作業実施および個人保護装置に関
する地域の
すべての要件(米国では NFPA 70E)に従ってくださ
い。
• 装置を移動、開口、または点検した後は、装置を稼動する前に、
筺体を閉めて、筺体が正しくアース接地されていることを検証し
ておく必要があります。
• トーチ消耗部品の検査や変更は、電源遮断に関するこれらの注意
事項に必ず従ったうえで実施してください。