環境管理, はじめに, 国・地域の環境規制 – Hypertherm 80669C Rev.2 User Manual

Page 169: Rohs 指令, Hypertherm 製品の適切な廃棄, Weee 指令, Reach 規制

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安全とコンプライアンス

SC-169

日本語 / Japanese

環境管理

はじめに

Hypertherm の環境仕様に関しては、RoHS、WEEE、REACH といっ
た実質的な情報が Hypertherm のサプライヤーから提供されることを
要件としています。

製品の環境への適合は、エンドユーザーの施設内の空気質や、
ヒュームの環境放出に取り組むものではありません。エンドユー
ザーが切断する物質は、Hypertherm が製品とともに供給しているの
ではありません。 切断される物質や、作業場の安全性と空気質につい
ては、エンドユーザーの責任において対処していただく必要があり
ます。 エンド ユーザーは、切断される物質が放出するヒュームには
健康上のリスクが潜在するという事実について認識し、地域の全規
制に準拠する必要があります。

国・地域の環境規制

国・地域の環境規制は、本製品とともに提供されるいかなる指示内
容にも優先するものとします。

製品は、設置される国・地域に適用されるすべての環境規制に従っ
て、輸入、設置、操作、および廃棄されるものとします。

欧州環境規制については、後述のセクション「WEEE 指令」で説明
します。

ROHS 指令

Hypertherm では、電気製品に含まれる特定有害物質の使用を制限す
る欧州連合の RoHS(Restriction of Hazardous Substances:有害物質
の制限)指令を含み、適用されるすべての法律および規制に準拠す
るよう尽力しています。Hypertherm は、RoHS 指令の世界的な準拠
義務を超える水準を満たしています。

Hypertherm では RoHS 指令の対象である当社製品の RoHS 物質の削
減に取り組んでおり、実用可能な代替物質がないことが広く認識さ
れている場合を除き、常にこの取り組みを実践しています。

Hypertherm が製造している最新の CE 型 Powermax プラズマ切断シ
ステムには、RoHS 指令対応宣言がすでに作成されています。また
Powermax CE 型は、2006 年以来出荷されている同シリーズのユ
ニット用データプレートの「CE マーク」の下に「RoHS マーク」が
表示されています。Hypertherm が製造している CSA 型の Powermax
およびその他の製品に使用される部品については、RoHS の免除品
や適用範囲外のものも、将来の要件を予想して引き続き RoHS 準拠
製品への変換が行われています。

HYPERTHERM 製品の適切な廃棄

Hypertherm プラズマ切断システムはすべての電気製品と同じように、
通常のごみと一緒に廃棄できないプリント回路基板などの部品や物
質を含む場合があります。Hypertherm の製品または構成部品は、お
客様の責任において、国・地域の規約に従って環境的に許容される
方法により廃棄していただく必要があります。

• 米国に関しては、連邦法、州法、地域法をご確認ください。

• 欧州連合に関しては、EU 指令、国法、地域法をご確認ください。

詳細については

www.hypertherm.com/weee

をご覧ください。

• その他の国については、それぞれの国法、地域法をご確認 くださ

い。

• 必要に応じて、法律または法令遵守の専門家にお問い合わせ くだ

さい。

WEEE 指令

2003 年 1 月 27 日、欧州議会および欧州閣僚理事会は、指令
2002/96/EC すなわち WEEE(Waste Electrical and Electronic
Equipment:廃電気電子機器)を承認しました。

法令に従い、この指令の対象となる Hypertherm 製品で 2005 年 8 月
13 日以降に EU 各国で販売されたものはすべて、WEEE のマークが
添付されています。この指令は、電気電子機器廃棄物の収集、取り
扱 い、 リサイクルに関する特別な基準を奨励し設定するものです。
消費者の廃棄物と商取引の廃棄物では、取り扱いが 異なります

(Hypertherm の製品はすべて商取引対象と見なされます)。

CE 型 Powermax プラズマシステム向けの廃棄指示書を

www.hypertherm.com/weee

にてご覧いただけます。

このサイトの内容は、2006 年より出荷されている CE 型 Powermax
シリーズユニットを対象に、各製品の記号のみの警告ラベル上に 印
刷されています。Hypertherm が製造する CSA 型 Powermax および
その他の製品は、WEEE の免除品または適用範囲外となっ ていま
す。

REACH 規制

2007 年 6 月 1 日に施行された REACH 規制(1907/2006)は、欧州
市場で利用可能な化学物質に影響を及ぼしています。REACH 規制の
部品メーカー向けの要件は、部品が高懸念物質(SVHC:
Substances of Very High Concern)を重量の 0.1% より多く含まない
ようにする こととされています。

部品メーカーやその他の最終ユーザー、たとえば Hypertherm など
は、製品に使用されているすべての化学物質が、欧州化学品庁

(ECHA:European Chemical Agency)の登録番号を取得する予定で

あるという確証をサプライヤーから得るよう義務付けられています。
REACH 規制により要求される化学的情報を提供するために、
Hypertherm では、サプライヤーに REACH 宣言を提示することと、
認識されている REACH SVHC の使用について特定することを要件
としています。部品の 0.1% w/w を超える SVHC の使用はすでに排
除しました。化学物質に含まれるすべての物質の完全な情報開示を
含む化学物質等安全データシート(MSDS:Material Safety Data
Sheets)が、REACH SVHC の準拠に関する検証に使用されていま
す。

Hypertherm が形状切断装置の内部や表面の材料として、または付属
品として使用する潤滑油、シーラント、クーラント、接着剤、ソル
ベント、コーティング、その他の調整剤または混合剤は、非常にわ
ずかな分量で(クーラントは例外)、複数の調達源から入手すること
が可能であり、サプライヤー側に REACH 登録または REACH 承認

(SVHC)に関わる問題があった場合には交換も可能です。

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