化学物質の適切な取り扱いと安全な使用, 煙霧放出と空気質, 環境管理 化学物質の適切な取り扱いと安全な使用 – Hypertherm 80669C Rev.2 User Manual

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SC-170

安全とコンプライアンス

日本語 / Japanese

環境管理

化学物質の適切な取り扱いと安全な使用

米国、ヨーロッパ、その他の地域の化学物質規制では、すべての化
学物質に化学物質等安全データシート(MSDS:Material Safety Data
Sheets)を提供することが義務付けられています。Hypertherm はこ
の 化学物質のリストを提供しています。 MSDS の対象となるのは、
製品とともに提供される化学物質と、製品の内部や表面に使用され
ている化学物質です。MSDS は、Hypertherm のウェブサイト

https://www.hypertherm.com

の Downloads Library(ダウンロードライ

ブラリ)よりダウンロードしていただけます。検索画面で、

「Document title」(文書タイトル)の欄に「MSDS」と入力し、
「Search」 (検索)をクリックしてください。

米国では、電極、スワールリング、リテニングキャップ、ノズル、

シールド、デフレクタ、およびその他のトーチの固体部品は、
OSHA (米国職業安全衛生管理局)による MSDS 提供の対象に指定
され ていません。

Hypertherm では、切断される物質は製造も提供もしておらず、切断
される物質が放出する煙霧が物理的な危険または健康上の危険 を引
き起こすものかどうかは分かりかねます。Hypertherm の製品 を使用
して切断する物質の性質についてガイダンスが必要な場合は、その
物質のサプライヤーまたは技術アドバイザーにお問い合わせださい。

煙霧放出と空気質

注:ここでは、空気質に関する一般的な情報のみを提供することを
意図 しており、この情報は、切断装置を設置および操作する国で 適
用される政府規制または法的基準を確認し、導入する際の参照資料
として利用すべきものではありません。

米国では、国立労働安全衛生研究所(NIOSH:National Institute for
Occupational Safety and Health)の分析方法マニュアル(NMAM:
Manual of Analytical Methods)に、作業場の空気中における汚染物 を
サンプル採取および分析する方法が紹介されています。NIOSH の 方
法より優れた点を持つ手法が、OSHA、MSHA、EPA、ASTM、ISO、
またはサンプル採取および分析装置の商業的サプライヤーなど、そ
の 他の組織から発表されているケースもあります。

たとえば ASTM プラクティス D 4185 は、作業場の空気に含まれる
痕跡金属を収集、溶解、測定する際の実践方法の標準を示していま
す。 ASTM D 4185 には、23 種の金属に関する検出感度、検出限度、
お よび最適な作業集約度がリストされています。最適なサンプル採
取 プロトコルや、分析の精度、費用、および最適なサンプル数につ
いは、産業衛生専門家が決定することになります。Hypertherm では、
第三者の産業衛生専門家に空気質試験の実施および結果の解釈を委
託して おり、試験に使用する空気は、プラズマ切断テーブルが設置
および使用されている Hypertherm ビル内の操作ステーションに置か
れた空気サンプル採取装置で収集されます。

Hypertherm では、必要に応じて、第三者の産業衛生専門家に排出ガ
スおよび水質の認可取得を委託する場合もあります。

設置場所に適用される政府規制や法的基準について不確かな部分が
ある場合、またはこれらの最新情報をお持ちでない場合は、装置を
購入、設置、操作する前に地域の専門家にお問い合わせください。

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