感電により死亡事故が発生する危険性があります, 切断で火災や爆発が発生する危険性があります, 火災防止対策 – Hypertherm 80669C Rev.2 User Manual
Page 161: 爆発防止対策, 安全 感電により死亡事故が発生する危険性があります, 安全とコンプライアンス sc-161
安全とコンプライアンス
SC-161
日本語 / Japanese
安全
感電により死亡事故が発生する危険性があります。
通電中の電気部品に触れると致命的な感電事故や重大な火傷原因
になる危険性があります。
• プラズマシステムの稼動中にはトーチとワークピース間で完全
な電気的回路が形成されます。ワークピースそのものとワーク
ピースに触れたものはすべて電気回路の一部になります。
• マシントーチアプリケーションでは、プラズマシステム操作中
は絶対にトーチ本体、ワークピース、ウォーターテーブルの水
には触れないようにしてください。
感電防止対策
プラズマシステムは切断加工に高圧電流 (200 ~ 400 VDC が一
般的)を用いています。このシステムを稼働する時は次の注意事
項を守ってください。:
• 絶縁手袋と絶縁靴を着用し、体や衣服は乾燥した状態にに保っ
てください。
• プラズマシステムの使用中は、濡れた場所に立つ、座る、横た
わる、触れるなどの動作はしないでください。
• 体がワークや地面と物理的に接触しないように、十分な大きさ
の乾燥した絶縁マットまたはカバーを使用して自分自身の絶縁
を行ってください。湿気がある場所近辺で作業しなければなら
ない時は特に注意してください。
• 電源装置の近くに、断路スイッチと適切なサイズのヒューズを
設置してください。このスイッチでオペレーターは、緊急時に
即座に電源を切ることができます。
• ウォーターテーブルを使用しているときは、正しくアース配線
されていることを確認してください。
• この取扱説明書、国あるいは地域の規則に従ってこの装置を接
地してください。
• 入力電源コードが破損したりカバーが傷ついたりしていない
か、頻繁に点検してください。損傷した電源コードはすぐ交換
してください。
露出した電線は死亡事故につながることがあり
ます。
• トーチリードを点検し、磨耗または破損があれば交換してくだ
さい。
• 切断中にワークピース、スクラップ等を取ったり拾ったりしな
いでください。切断工程中は、ワークピースはそのままにして
おくか、ワークリードが接続されたワークベンチに置いたまま
にしてください。
• トーチ部品を確認、清掃、交換するときは、事前に主電源を遮
断するか、または電源のプラグを外してください。
• 安全インターロックをバイパスしたり短絡したりしないでくだ
さい。
• 電源装置またはシステム筐体のカバーを取り外す前に、電気入
力電源を遮断してください。コンデンサーが放電するように主
電源切断後 5 分間待ってください。
• 電源装置カバーが正しく装着されていない状態でプラズマシス
テムを稼動させないでください。露出した電源装置は重大な感
電事故を起こす危険性があります。
• 入力を接続するときは、先に適切な接地導線を取り付けてくだ
さい。
• プラズマシステムは、それぞれ特定のトーチのみと組み合わせ
て使用するよう設計されています。他のトーチを使用すると過
熱や安全上の危険があります。
切断で火災や爆発が発生する危険性があります。
火災防止対策
• 切断を行う前に切断作業場所の安全を確保してください。近く
に消火器を置いてください。
• 切断作業現場の 10 メートル以内から引火性物質を取り除いて
ください。
• 高温の金属は、処理したり可燃性物質に近づけたりせずに、ま
ず急冷(クエンチ)するか、冷却時間をおいてください。
• 引火性物質を含む容器は決して切断しないでください。そのよ
うな容器は、空にして適切に清浄した後に切断してください。
• 引火性の空気を含む場所では、切断の前に換気を行ってくださ
い。
• 酸素をプラズマガスとして利用しながら切断する場合は、排気
式換気システムが必要です。
爆発防止対策
• 爆発性の粉塵または蒸気が存在すると思われる場所では、プラ
ズマシステムを使用しないでください。
• 加圧されたボンベ、パイプ、密封容器を切断しないでくださ
い。
• 可燃性物質を格納していた容器は切断しないでください。
警告
爆発危険
アルゴン水素、およびメタン
水素やメタンは、爆発の危険性がある引火性ガスです。メタンや
水素混合からなるボンベやホース近くに火気を近づけないでくだ
さい。メタンやアルゴン水素のプラズマを使う時はトーチを火気
やスパークから遠ざけてください。
警告
アルミ切断時の
水素爆発
• アルミの水中切断、またはアルミの底面が水に触れた状態で
の切断は行わないでください。
• アルミの水中切断や、アルミの底面が水に触れた状態での切
断は、起爆条件をもたらす場合があり、プラズマ切断操作中
に爆発が生じる可能性があります。
警告
爆発危険
燃料ガスを使用した水中切断
• 水素を含む燃料ガスは水中切断に使用しないでください。
• 水素を含む燃料ガスによる水中切断は、起爆条件をもたらす
場合があり、プラズマ切断操作中に爆発が生じる可能性があ
ります。